職種別面接の質問は、頻出質問を増やすだけでは準備になりません。営業なら顧客との関係構築、企画なら課題設定と巻き込み、エンジニアなら学習力や論理的な説明が見られやすい。AIを使うなら、職種名だけを入れるのではなく「その職種で成果を出す行動」と「自分の経験」をつなげて質問を作ります。
この記事でわかること:
- 職種別の想定質問をAIで作るプロンプト
- 営業・企画・エンジニアで見られやすい観点
- AI回答を自分の経験に戻し、深掘りに備える方法
職種別質問を作るAIプロンプト
最初に使うのは、職種別の評価観点を分解するプロンプトです。氏名、大学名、応募先の非公開資料、面接官名などは入力しないでください。採用ページや募集要項の公開情報、自分の経験を要約して使います。
あなたは新卒採用の面接官です。以下の職種について、面接で確認されやすい観点と想定質問を作ってください。
志望職種: 【営業/企画/エンジニア/その他】
応募形態: 【職種別採用/総合職で配属希望/インターン】
企業の職種紹介:
【採用ページや募集要項の要点】
私の経験:
- ガクチカ: 【】
- 自己PR: 【】
- 学んできたこと: 【】
- 苦手意識があること: 【】
出力:
1. この職種で見られやすい力 5つ
2. 各観点に対応する想定質問 3問ずつ
3. 私の経験と結びつけやすい質問
4. 深掘りされると弱そうな質問
5. 回答を作る前に調べるべきこと
制約:
- 回答文は作らない
- 企業情報にない業務内容を断定しない
- 経験を盛らず、材料不足なら不足と書く
このプロンプトの狙いは、質問例を集めることではありません。職種ごとに「何を見られているか」を明らかにすることです。面接官が営業職志望者に聞きたいのは、営業のきれいなイメージではなく、顧客に向き合う行動を続けられるかです。企画職なら、思いつきではなく課題を構造化できるか。エンジニア職なら、分からないことを学び、他者に説明できるかが問われます。
営業・企画・エンジニアで質問の観点は変わる
同じ「学生時代に力を入れたこと」でも、職種によって深掘りの方向が変わります。
| 職種 | 見られやすい力 | AIに作らせる質問の例 |
|---|---|---|
| 営業 | 相手理解、粘り強さ、信頼構築、数字への意識 | 相手の本音をどう把握したか、断られたときどう動いたか |
| 企画 | 課題設定、仮説検証、周囲の巻き込み、実行力 | なぜその課題を選んだか、別案と比べてどう判断したか |
| エンジニア | 学習力、論理性、チーム開発、ユーザー視点 | 分からない技術をどう学んだか、実装の意図をどう説明したか |
営業志望なのに「人と話すのが好きです」だけでは弱いです。面接官は、相手の課題を聞き出した経験、約束を守った経験、数字を見て改善した経験を知りたいはずです。企画志望なら「アイデアを出すのが好き」だけでなく、なぜその案にしたのか、誰を巻き込んだのか、反対意見をどう扱ったのかが重要です。
エンジニア志望の場合、技術力そのものを測る面接もありますが、新卒では学習過程や説明力も見られます。AIに「エンジニア面接の質問を作って」とだけ頼むと、中途採用の技術質問に寄りすぎることがあります。新卒、未経験、研修あり、職種別採用などの条件を必ず入れてください。
回答は「職種理解」と「本人経験」の交差点で作る
AIに回答文まで作らせると、職種らしい言葉が並びます。しかし面接で強いのは、本人の経験から自然に出てくる言葉です。そこで次のプロンプトを使います。
以下の職種別質問について、回答文ではなく回答材料を整理してください。
質問: 【】
志望職種: 【】
私の経験: 【】
出力:
1. この質問で見られている力
2. 私の経験から使える事実
3. 職種理解として補うべき情報
4. 45秒で話す順番
5. 深掘りされたときに追加で話す材料
6. 言わないほうがよい抽象表現
制約:
- 経験していないことを追加しない
- 職種のイメージだけで断定しない
- 最後は本人が話すメモにする
たとえば営業志望で、カフェのアルバイト経験がある場合。「接客を頑張りました」ではなく、「常連のお客様が注文に迷う時間を観察し、先におすすめを3つ用意した。結果として会話が増え、再来店時に名前で呼んでもらえる関係になった」のように行動を特定します。数字があればさらに強くなります。
企画志望なら、イベント運営やゼミ活動で「なぜその課題を選んだか」を説明します。エンジニア志望なら、授業や独学で詰まったときに、どう調べ、誰に聞き、どこまで自分で試したかを話します。職種に合わせて経験を作るのではなく、同じ経験の中から職種に関連する側面を選ぶのが正しい使い方です。
深掘り質問で矛盾を見つける
職種別面接では、志望理由と経験の矛盾が見られます。たとえば「企画がしたい」と言いながら、過去の経験がすべて指示された作業だけだと、主体的に課題を見つけた経験を深掘りされます。「営業がしたい」と言いながら、人と関わる場面での失敗や改善が語れないと、仕事理解が浅く見えます。
次のプロンプトで、矛盾を先に見つけます。
あなたは厳しめの二次面接官です。私の志望職種と回答材料を読み、矛盾や深掘りされそうな点を指摘してください。
志望職種: 【】
志望理由: 【】
回答材料: 【】
出力:
1. 面接官が違和感を持ちそうな点
2. 深掘り質問 5問
3. 追加で必要な経験の具体化
4. 回答を短くするなら削る部分
5. 職種理解を補うために調べること
制約:
- 良い点の指摘は1つまで
- 改善点を具体的に書く
- 事実を盛る提案はしない
AIは褒める方向に寄ることがあります。だから「良い点は1つまで」「改善点を具体的に」と制約を入れます。それでも違和感が残る場合は、面接回答AIプロンプトで60秒回答に整え、AI面接練習のやり方で声に出して確認してください。