Notion AIを就活管理に使うなら、最初から凝ったテンプレートを作る必要はありません。まず作るべきなのは、企業リスト、タスク、面接ログの3つです。Notion AIは、就活管理の主役ではなく、あなたが入力したメモを要約し、抜け漏れを見つけ、次の行動に変える補助役として使います。
この記事でわかること:
- Notion AIで就活管理を始める最小構成
- 企業研究、ES、面接ログをAIで整理する手順
- 個人情報入力、料金・機能変更、丸投げを避ける注意点
最小構成:企業DB・タスク・面接ログだけ作る
最初の1画面で作るものは、次の3つだけです。これ以上増やすと、管理画面づくりが就活そのものより重くなります。
| ページ | 必須項目 |
|---|---|
| 企業DB | 企業名、業界、志望度、選考ステータス、次の締切、公式URL、メモ |
| タスクDB | タスク名、関連企業、期限、状態、優先度、次にやること |
| 面接ログ | 企業名、面接日、聞かれた質問、答えた内容、反省、次回改善 |
まず3社だけ入力してください。20社分を一気に移す必要はありません。3社で運用して、毎日見る項目だけを残す方が続きます。
Notion AIに最初から「就活管理テンプレを完璧に作って」と頼むと、項目が増えすぎます。おすすめは、あなたが作った最小DBを見せて、次のように頼むことです。
以下は私の就活管理DBの項目です。
企業名、業界、志望度、選考ステータス、次の締切、公式URL、メモ。
就活管理として不足している項目を3つまで提案してください。
ただし、毎日更新できない項目や、主観だけの項目は避けてください。
AIに「3つまで」と制限するのがポイントです。就活管理は、網羅性より更新のしやすさが大切です。
Notion AIに任せる作業・任せない作業
Notion AIは、すでにある情報の整理に向いています。逆に、事実そのものの確定や、本人の意思決定を任せるのは危険です。
| 作業 | Notion AIの使い方 |
|---|---|
| 説明会メモの要約 | 重要な事業、求める人物像、逆質問候補に分ける |
| 面接ログ整理 | 聞かれた質問、詰まった回答、次回改善に分類する |
| タスク化 | 「ES修正」「OB訪問依頼」「企業ページ確認」など次行動にする |
| 志望度判断 | AIに決めさせない。本人の価値観と事実を分けて整理する |
| 企業情報の確定 | AIだけで確定しない。公式採用ページやIRで確認する |
| ES本文の提出 | AIが整えた文章をそのまま提出しない。本人が事実と表現を確認する |
Notion AIを「秘書」として使うと効果が出ます。散らかったメモを整える、タスクを抜き出す、面接後の反省を見やすくする。これらは就活生の時間を確実に減らします。一方で、志望動機や自己PRの中身を作る主役はあなたです。
企業DBの作り方
企業DBは、1社1ページにします。ページの中に説明会メモ、ES方針、面接ログへのリンクを置くと、面接前に見返しやすくなります。
最低限のプロパティは次の通りです。
- 企業名
- 業界
- 志望度
- 選考ステータス
- 次の締切
- 公式採用URL
- 確認済み情報
- 気になる点
「確認済み情報」という項目を作るのが重要です。AIで要約した情報と、公式ページで確認した情報を混ぜないためです。たとえば、説明会メモからNotion AIに「この企業の特徴を3点に要約して」と頼んだ後、そのうち採用ページで確認できた内容だけを「確認済み情報」に移します。
プロンプト例:
以下は説明会メモです。
1. 事業内容
2. 求める人物像
3. 志望動機に使えそうな点
4. 公式ページで再確認すべき点
に分けて整理してください。
事実かどうか未確認の内容には「要確認」と付けてください。
この「要確認」を残す習慣が、AI就活では大切です。AIは便利ですが、説明会メモの聞き間違い、あなたの入力ミス、AIの要約ミスが重なることがあります。志望動機に入れる前に、公式情報で確認してください。企業研究プロンプトは企業研究AIプロンプト、資料整理の深掘りはNotebookLM就活活用術も参考になります。
ES締切とタスクをつなげる
就活管理で最も避けたいのは、締切を知っているのに作業が分解されていない状態です。「A社ES提出」というタスクだけでは大きすぎます。Notion AIには、締切から逆算してタスクを分けさせます。
例:
A社のES締切は7月20日23:59です。
設問は自己PR400字、志望動機400字、学生時代に力を入れたこと300字です。
今日から提出までのタスクを、30分単位で分解してください。
最終日前日は確認だけにしたいです。
出力されたタスクは、そのまま信じるのではなく、自分の予定に合わせて調整します。アルバイト、授業、説明会、面接がある日は作業量を減らします。Notion AIはカレンダーの現実までは完全に理解しません。最後に調整するのは本人です。
タスクDBには「次にやること」を1行で書きます。「ESを書く」ではなく「自己PRの根拠エピソードを3つ箇条書きにする」のようにします。AIに頼む時も、この粒度が効きます。
就活スケジュール全体をAIで整理する方法は就活のスケジュール管理をAIで行う記事で扱っています。Notionは、その整理結果を日々更新する場所として使うと相性がよいです。
面接ログを改善タスクに変える
面接後のメモは、Notion AIと特に相性がよい領域です。面接直後は記憶が新しい一方、疲れていて整理する気力がありません。まず雑にメモし、後からAIに分類させます。
面接ログの入力項目は次の程度で十分です。
- 聞かれた質問
- 自分の回答
- 詰まった箇所
- 面接官の反応
- 次回までの改善
プロンプト例:
以下は面接直後のメモです。
質問、回答、詰まった理由、次回までの改善タスクに分けて整理してください。
回答内容の良し悪しを断定せず、追加で考えるべき質問を5つ出してください。
ここでも、AIに評価を決めさせないことが大切です。「この回答は合格ですか」と聞くより、「面接官が深掘りしそうな点はどこか」「具体性が足りない部分はどこか」と聞く方が役立ちます。面接練習そのものはAI面接練習のやり方、面接後の整理は面接の振り返りをAIで構造化する記事も参考にしてください。